春季大会の決勝戦で惜敗した北野バイオレンズにとって、この日の準決勝は雪辱を果たす絶好の舞台だった。対戦相手は、因縁の「フレンズジュニアさん」。グラウンドには、静かなる闘志と夏の陽射しが交差していた。
先発はエースS.Sくん

【1回】
両チームともに四球で走者を出すものの、守備の落ち着いた対応で無得点。北野は2番が出塁するも、牽制死でチャンスを潰す。

1アウト3塁のピンチの場面 ショートT.Aくんが絶妙なポジション取りで「ライナーゲッツー」ピンチを切り抜けました❕❕
【2回】
バイオレンズは4番がサード強襲ヒットを放つも、後続が倒れて無得点。一方、フレンズジュニアさんは三者凡退。均衡が続く。

【3回】勝負の分かれ目
試合が動いたのは3回表。フレンズジュニアさんはデッドボールで走者を出し、1番がレフト前タイムリー。さらに2番がスリーベースヒットを放ち、悪送球も絡んで一気に3点を先制。
北野は裏の攻撃で四球とエラーでチャンスを作るも、あと一本が出ず無得点。大きな3点が重くのしかかる。
【4回】
フレンズジュニアさんは送って繋ぐ野球で追加点を狙うが、北野が粘ってしのぐ。しかし、裏の北野の攻撃は痛恨の三者連続三振。反撃の糸口をつかめない。
【5回】最後の攻防
フレンズさんは出塁するも牽制アウトで流れを断ち切られる。そしてその裏、北野の猛攻が始まる。
サードの連続エラーにより1点、さらに3番W.Rくんがセンター前に運びもう1点。ついに1点差に迫るも、あと一歩届かず――。
1アウト1塁からリリーフ S.Sくん

チャンスに強い 「代打」 S.Hくん

「ラッキーボーイ」 1番 T.Aくん

「強打者」 タイムリーヒットを打った5年生 W.Rくん


代走 「俊足」 5年生 S.Tコンビ


今回の敗戦は、決して無駄なものではありません。大きな舞台で、強敵にあと一歩まで迫った経験は、必ずチームの力になります。
悔しさも、エラーも、涙もすべて、次の成長の糧。
この試合で得た「悔しい気持ち」と「あと1点の重み」を胸に、チームはさらに強くなれる。
さあ、顔を上げて。
【Callenge Kitano!!!!】
次はきっと、笑って終わるために。
フレンズジュニアさん、対戦ありあとうございました❕❕


